2013年08月04日 12:17
剣魂58号 平成24年度・・・「それがラグビー、それがサッカー、それでは剣道は」
15人の勇気ある男達が 相手の15人の男たちと ひとつのボールを胸に抱き 「トライ」という素晴らしいゴールに向かって争う
チーム内では 団結 信頼 感謝 を大切にして 一人ひとりがチームのために貢献する
目の前の敵はタックルで仕留め ボールを奪い 15人全員で攻め込む
そのとき全員は思う
”一人はみんなのために みんなは一人のために” 注釈:1
そこで団結力ができ 一つになる 勝っても驕ることなく 負けても潔く 仲間や相手 そして自分自身を讃えあう
それがラグビーです
注釈:1 One for...
2013年08月04日 11:36
剣魂57号 平成23年度・・・「中学校武道(剣道)必修導入について」
今年の4月から、全国すべての中学校において、武道(剣道)授業が必修として導入される事になっていることは承知の通りである。
「簡単に説明しますと、体育授業で(体育の担当教諭が指導)1・2年生の時に必ず武道(柔道・剣道・杖道・居合道・合気道・相撲など)を男女共通で履修させて下さい。1年間で大体10時間程度となあります。」と言うことなのである。
我々剣道関係者にとっても非常に喜ばしい事として捉えられているが、これを展開することになると、実際に実施する学校現場では検討を要する事項が数多く考えられるようになってくる。
ま
2013年08月04日 10:57
剣魂56号 平成22年度・・・「訛懐かし」
今年は隣県の山口県下関市で国民体育大会が開催される。以後岐阜県、東京都、そして3年後の平成26年には、私の故郷である長崎県五島市で開催が決定している。
長崎県剣道連盟もその強化を着々と進めているようで、今回中学生、高校生、一般の選手が200名程参加した強化訓練会が行われた。その講師に私への要請があり、二日間の訓練会を終えてきた。
当初は、車で行く予定であったが、積雪の恐れも考えて電車で行くことにした。せっかくの機会だから、田舎に帰省してからにしよう。久しぶりに五島の後輩少年剣士と稽古もできるし。そんな思いに至りながら博多から航空切符を一
2013年08月04日 10:13
剣魂55号 平成21年度・・・「全国中学校・高等学校(部活動)指導者研修会」
1月4日から6日まで毎年のことではあるが、千葉県勝浦市の日本武道館研修センターに於いて表記の研修会が開催されており、今年で33回を数える。
過去、私も研修生として参加したことがあるが、ここ十数年来講師として参加させていただいている。全国各都道府県から八段研修者8名を始め、高校指導者85名。中学指導者58名。合計143名の参加者が集まった。講師は17名の八段、豪華な顔ぶれが揃っている。研修内容は基本動作から木刀による剣道基本技稽古法、日本剣道形、指導法、審判法、更には打ち込み・掛かり稽古にいたるまで、しっ
2013年08月04日 09:51
剣魂54号 平成20年度・・・「先輩の後ろ姿」
平成21年は私にとってビッグニュースの年明けでした。全国選抜高校サッカー選手権大会で広島皆実高校が素晴らしい「絆」を表現し、スター軍団鹿児島城西高校を圧倒、全国の頂点に立ったからである。
以前、縁を持っていた一人としてだけでなく、広島県スポーツ界に強烈な光明を射し込んでくれたことを思うと嬉しい限りである。
さて、広島皆実高校サッカー部の藤井監督は35歳という若さで大会史上最年少優勝監督三本の指に入るという快挙であったが、彼は広島大学の卒業生である。緒戦から勝ち進む度にTVのインタビューで口にしていたのは、皆実高校歴代の監督がこれまで
2013年08月04日 09:21
剣魂53号 平成19年度・・・「変容の原点」
平成19年10月28日、東京日本武道館で行われた禅日本学生剣道優勝大会において、国士舘大学剣道部は12年ぶり12回目の見事な逆転優勝を果たした。
OBの一人として、その瞬間を目の当りにし、心から喜びの拍手を送りながら、熱くなる身体で感動に浸りつつ、どこか冷静に四十余年前の残像を捜し求めていた自分がいた。
というのも、本年度から広島大学剣道部の皆さんにご縁を頂き、この大会にも中・四国代表として監督という立場で、私自身久し振りに出場する機会を得ることができた訳である。
成績は、7名の選手が専修大学に対して一本も奪うことが出来
2013年08月04日 09:13
剣魂52号 平成19年・・・「弱冠の時代」 創部50周年記念号より
剣魂会のホームページを拝見しますと、初代師範の大森玄伯範士が部誌創刊号、20周年記念号、さらには30周年の記念誌へ玉稿を寄せられています。続く40周年にあたる平成9年には、二代目師範の中西康範士が記述されている文章に接することができます。時代の移り変わりは無常なものとは言え、50周年を迎える輝かしき節目の年に三代目の師範として就任することとなり、身の引き締まる思いの中で、その重責を痛感しているところです。
さて、毎年最近の成人式においては、若者の横暴な振る舞いのニュースが流されています。来賓祝辞の最中に数人が壇
2013年08月04日 09:11
剣魂51号 平成18年・・・「平常心」
生前、大森玄伯先生が”おやじ”と親しみと尊敬を寄せられていた昭和の剣聖斎村五郎範士は、「平常心」の言葉を好んで良く書かれていた。私が夢を抱いて上京した大学の剣道部の卒業生は斎村範士直筆の色紙を記念品として頂いていた。色紙には決まって達磨の一筆書きと共に「平常心」と記されていた。もちろんひとり一人への為書きである。頂けることを楽しみにして四年間を稽古に励んだわけであるが、当時晩年を迎えられていた範士の後姿を校内で二回ほど見かけたことはあるものの、ついにその凛々しい剣風を拝見することはかなわなかった。卒業後まもなくの三月82歳で亡くなられ結局念
2013年08月04日 09:08
剣魂50号 平成17年 「リセットボタン」
ワールドカップ予選の火蓋が切られ、わが日本代表のジーコジャパンも対北朝鮮に辛くも勝利し、まずまずのスタートを切ることができた。サポーターの誰もが「引き分け」を覚悟しなくてはならない残り時間一分、まさに奇跡的な「大黒様」の勝ち越しシュートがネットを揺らした。
私もご多分にもれずひとりマイテレビでの観戦であったが、一瞬目を離したときに決勝ゴールが生まれたのである。瞬間残念であったが、テレビ放映は良くしたもので、すぐに再生ビデオが流れてくれる。しかもスローモーションでも見ることが出来る。
昨年は広島市を遠く離れた関係で市民球場に足を運ぶこと
2013年08月04日 09:06
剣魂49号 平成16年 「大森玄伯先生」を偲ぶ会
2月14日に、生前大森先生が贔屓にしておられた「おい川別館」において、80歳代から30歳代まで交流を持っていただいた70名余りの剣士が一堂に会し、表題の会が催された。
会場には等身大の遺影が飾られており、今にもオッ・オッ・オッと先生の笑い声が聞こえてくるのではないかと錯覚を起こす雰囲気が溢れており、自然に背筋が伸びている自分を感じながらも、和気あいあいとした楽しいひと時を過ごすことが出来た。
先生が「拙守求真」を生涯座右の銘とされたことは、広く伝えられている。この言葉には、自分の短所(拙さ)を素直に認める(守る)度量の広さが